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◆2023年7月18日ニュース記事
タイバーツ、対米ドルで堅調 新政権発足に期待
タイの通貨バーツが1ドル=34バーツ前後で堅調だ。新型コロナウイルス関連の規制撤廃で観光業が回復基調に入ったほか、5月の下院総選挙で躍進した「前進党」を中心とする民主派政権誕生にも期待が高まっている。タイの観光業はコロナ前までGDPの2割弱を占め、主要産業だ。タイ政府は2023年の外国人観光客数が前年比約2倍の2500万人に増えると予測する。前進党は公約に最低賃金の引き上げなどを掲げている。市場は同党の政策は個人消費の拡大につながるとみている。ただ、同党のピター党首は13日の首相指名選挙で就任に必要な賛成票を確保できなかった。三井住友銀行の呉田真二アジア大洋州トレジャリー部（バンコク）副部長は、新首相が決まらず政局が混迷すれば「バーツが反転し弱含む展開になる」とみている。14日までの1週間で米ドルが下落した。米インフレ圧力が後退しつつあるとの見方から米ドルが売られた。

◆タイバーツ（英語: Baht、タイ語: 、記号 、THB）
タイ王国の通貨である。古く欧米ではティカル（Tical）と言う言葉で呼ばれていた[2]。補助通貨はサタン（）。稀に25サタンを1サルン（）と言うことがある。バーツの発行は、タイ銀行が行う。1バーツ=100サタン。バーツはタイ王国で流通するほか、自国通貨に対する国民の信頼性が低いと言われるラオス、カンボジア等でも非公式ながら、広く流通している。現在の紙幣は20、50、100、500、1,000バーツが発行されている。2018年より前国王であるラーマ9世が崩御したあとに発行されている現行の全紙幣の表面には、タイ国王ラーマ10世の肖像が印刷されている。旧裏面（時期は不明）のデザインと色は下記の通り。
20バーツ（緑）
裏面：ラーマ8世（アナンタ・マヒドン王。旧紙幣）、ラームカムヘーン（新紙幣）[3]
50バーツ（青）
裏面：ナレースワン
100バーツ（赤）
裏面：ラーマ5世とラーマ6世（旧紙幣）、タークシン王（新紙幣）[4]
500バーツ（紫）
裏面：ラーマ1世（初代チャクリー王）[5]
1000バーツ（グレー/茶色）
裏面：ラーマ9世（プーミポンアドゥンラヤデート王がダム視察を行う様子。旧紙幣）、ラーマ5世（チュラロンコン王。新紙幣）
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