数量限定セール 極美本『梶井基次郎全集』全3巻(筑摩書房) 文学/小説

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最終更新 2024/08/01 UTC

商品の説明

 
				            
倉橋由美子全作品 1〜8巻セット
※昭和34年2月15日初版刊行するも、本文の誤りを訂正して41年第一刷刊行。こちらは、昭和54年18刷刊行のもの。梶井基次郎[1901~1932]小説家。大阪出身。東京帝大中退。胸を病みながらも冷静に自己を凝視し、鋭敏な感覚的表現で珠玉の短編を残しました。♧檸檬「不吉な魂」に支配された主人公が、陰鬱な思いで街を浮浪する物語です。二日酔いのような気鬱さを払拭するのは、果物屋で偶然見つけた美しい色彩の檸檬でした。「黄金色に輝く恐ろしい爆弾」とは檸檬のことです。丸善という憧れの場所、しかし不安の塊でもあるその場所に、それらを吹っ飛ばす爆弾を仕掛ける…「私」は、空想の中のテロリズムに愉悦するのでした。憂鬱と美と想像上のテロリズム…詩的な文体で描かれた不朽の大名作です。♧第2巻月報宇野千代「梶井さんの思い出」も記載。♧冬の蠅伊豆半島での2度目の転地療養を題材にした物語です。自分と同類であるような冬の蠅を観察した緻密な名文です。ボードレール『惡の華』の序詩でうたわれている「倦怠は好んで地球を廃墟にする」を彷彿とさせます。ところで執筆当時の梶井基次郎は、宇野千代という女性に恋をしていました。そのため、病による精神的な不安の中にも、恋と生に対する情熱が残っており…いかなる状況でも生きようとする蠅の生命力に重ね合わせて描かれています。♧桜の樹の下には「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」衝撃的な冒頭で始まる余りに有名な作品です。信じられないほど美しいものに抱く不安な感情を、死の観念によって説明しています。桜と死を密接な関係にして、近代文学に新たな桜の価値観を生み出したと言われています。♧城のある町にて三島由紀夫が、梶井基次郎の作品の中で最も好きだと評価しています。 [画像10]題字の美しい文字は川端康成。[画像8]〈印〉が最終ページに有。函に少しのヤケ・僅かなシミがあります。が、本体、ページとも大変良好なコンディションです。書き込み・切り抜き、線引き等はございません。 1980年頃、新宿紀伊国屋書店にて購入。私自身はいつものことですが 月報と解説文が主たる目的で購入しました。読書はいつも文庫本を買い求め 持ち歩いて呼んでいます。
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